これまでの人生。なにかペットを飼いたくなったらメダカを飼っている気がする。
メダカは鳴かないし留守番とか考えなくてよい。何より人に迷惑をかけないから気楽に飼える。(しかも安い)
そして、今もメダカを飼っている。以前は室内で水槽を置いて飼っていた。でも今は方針を変更し「なんちゃってビオトープ」を楽しんでいる。
ビオトープとは
「生物生息空間」
つまり、自然に近い感じで飼うという方法。「なんちゃってビオトープ」のため、屋内の水槽はやめて外でメダカを飼うことに挑戦している。
目次
なんちゃってビオトープ
私のなんちゃってビオトープの紹介です。

水を入れた容器に小さな石と水草とメダカを放り込んだだけ。水草のお陰で水は浄化するし光合成で水中に酸素も与えられる。メダカの隠れ家にもなる。餌だってそんなにやらなくても大丈夫。
メダカは水温の変化に強く、たっぷりの酸素が常になくても生きていける。この「なんちゃってビオトープ」を陽の届く外に置くだけでメダカが飼えてしまうのです。
次に「なんちゃってビオトープ」の準備物を紹介します。
容器
水や魚を入れる容器はトロ舟を使用しています。トロ舟とはコンクリートを混ぜたりするための容器で強度は十分で価格も安い。
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ビジュアルにこだわるなら睡蓮鉢を使うのも有り。睡蓮鉢の使用はメダカの屋外飼育の定番です。
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ただ、睡蓮鉢は丸いので大きさのわりには水がそんなに入らず中も狭い。メダカが伸び伸び泳ぐにはトロ舟が良いなと思い、私はトロ舟を選択しました。
小さな石や土
水の底には砂や土を敷きます。沈殿した汚れは目立たないし、見た目も美しくなります。土なら水草を植えることもできます。
私は屋内飼育の時に使っていた小さな石を敷き詰めました。本来なら自然に近づく土にしたかったです。
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土なら赤玉土が最適なようです。水を入れたら濁るけど3日も経てば水の濁りは消えるようです。濁りが消えていく過程を見届けるのも楽しそうです。
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水
水は水道水を2~3日放置しておけば完成。水道水にはカルキ(塩素)が入っているから、カルキが抜けるまで放置します。
手早くするならカルキ抜きの薬もあるけど、出来るだけ自然の力で進めたいので私は放置する派です。
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水草
これは色々な種類あるからお気に入りを探すのがおすすめです。
私は浮く草と水中で生きる草の2種類にしたいと思いました。浮く草は日陰の隠れ家にもなる。水中の草はなんか酸素が出そうと思ったからです。
選んだのは定番中のド定番な水草。
浮く草はホテイ草。
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水中の草はマツモです。
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水草は見た目も涼しくメダカにメリットもたくさん。必須アイテムです。
メダカ
メダカにも種類がたくさん有ります。私は素朴で安いので十分です。
だから黒メダカ。
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メダカはどんどん数が増えることもあるし、最初は5匹くらいで良いかと思います。
ビオトープをすすめる理由
一番は水槽を洗わなくていいから楽なこと。ビオトープでは水交換は基本不要。水が減ったらカルキを抜いた水を足すだけでいいので楽です。コケがついてきたら石巻貝などの貝を入れるときれいになるようです。水槽洗いから解放される喜びがうれしい。
そして、メダカも元気に育つ。屋外に出してからメダカがかなり大きくなりました。陽を浴びて水草と戯れて泳ぎ回る。そりゃ健康的です。
水の循環もエアーのポンプも要らないから電気代もかからない。ポンプの騒音も無いし。低コストで癒される「なんちゃってビオトープ」なかなか良いものです。
お手軽なセットも売られているようです。
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はじめての睡蓮セット(睡蓮赤+メダカ睡蓮鉢ベージュ+ヒメダカ+浮き草他) 1セット 説明書付
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玄関先にベランダに自然を作ってみる。いかがでしょうか?癒されますよ。
1年後なんちゃってビオトープは更なる進化
底の石をソイルに変更
容器はそのままですが底の小さな石はブラックソイルに変更。ソイルとは小さな塊に焼き固められた土です。小さな塊(粒々)だから舞い上がらず水が濁りにくいから扱いやすいです。
なぜ、ソイルにしたのか。それは土なので水草を根付かせることができるからです。底の土に水草を植えて水草を増やすのやってみたかったんです。
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水草をソイルに植える
今はマツモをやめてホテイ草は継続。マツモの代わりに酸素供給源としているのが「グロッソスティグマ」。グロッソスティグマをソイルに植えて繁殖中です。今は森のようになってきました。
グロッソスティグマを選んだ理由はとにかく丈夫だから。屋外で越冬できました。一度植えたら抜きたくないそんな人にはグロッソスティグマがオススメです。
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メダカの種類追加
順調に繁殖し数が増える中、赤色と白色を追加。ずいぶんと賑やかになってきました。ブラックソイルには赤と白は映えますからね。可愛いです。
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最近はミックスして売ってるんですね。こだわりが無いなら楽しいかも。
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今の全景
こんな感じです。メダカの隠れ家は右の流木の裏。そしてホテイ草の下。稚魚はグロッソスティグマの森の中。
この状態になってから半年は経つが水換えは一度もしていない。蒸発し減った水を足しているのみです。
直射日光が水面の半分程度しか当たらない場所に置いていることが有効なんだと思います。藻が生えないから。
こうしてなんちゃってビオトープを継続してます。手間がかからないのが続くコツ。気が向いた時だけ手入れするこの感覚は気楽でいいです。水草を植えるとメダカも楽しそうだ。
雨対策に関する記事もあります。ご参考にどうぞ。
雨対策の記事。
おわり。