今日、セレッソ大阪(4位)はジェフ千葉(7位)と対戦します。お互いに自動昇格に向け絶対に負けられない試合です。
この試合でセレッソ大阪は勝利できるか?観戦を楽しむポイントはどこか?を考えてみたので記事にします。
セレッソ大阪はベストメンバーでなく微妙
セレッソ大阪はSB丸橋(出場停止)MF山口(代表召集)GKキムジンヒョン(怪我)が出場しません。
丸橋はセレッソの攻撃のバロメーターであり、攻撃の横幅を広げるキーマンで出場しないのは辛いです。
山口蛍はご存知セレッソの心臓でいなければ好守のレベル、バランスが低下します。
キムジンヒョンは絶対的守護神。足技も長けて攻撃の始まりにもなる選手です。
この3人がいないのはマジ痛いです。サイド攻撃の翼を失い、守備の厚みも減る。とても不安になります。
セレッソが勝つためには
ジェフのデータを見るとクロスからの失点が多いです。勝つために得点をあげるにはサイド攻撃が不可欠です。
しかし、今回はサイド攻撃の核となる丸橋が不在。この出場停止が何気に重くのしかかります。では、セレッソ大阪はどう攻めるべきか。
ジェフはクロスの次に失点が多いのは30m未満のパス(スルーパスは除く)です。セレッソ大阪はここを突くべきです。
ゴール前で細かいパスを回して得点を狙うしかありません。でもこの攻撃パターンでは今シーズンは3得点しかあげてないです。
昔のセレッソ大阪は細かいパス回しも得意としてましたが今シーズンは大味な展開が目立ちます。
でも諦めてはいけません。玉田、田代、関口がフィットしてきました。コンビネーションが生まれつつあるので期待は高まる傾向です。
つまり、セレッソ大阪は中、そして中から細かいパス回しで攻める、中を固められたらサイドを使い効果的にクロスボールを上げるのが良いと思います。
もし、新助っ人外国人を起用した場合はパス回しもままならず、中からの攻撃が難しく効果的なサイド攻撃の芽も潰れてしまうリスクがあります。
この場合は新外国人の自力にゆだねるバクチサッカーになります。美しいサッカーはできなくなるでしょう。
セレッソが負けないためには
ジェフはセットプレーからの得点が最も多く、セレッソ大阪はセットプレーからの失点が最も多いです。
負けないためには失点をしないことが不可欠です。そのためにはジェフにセットプレーの機会を与えないことが重要です。
余計なファールはしないことが必要で、またコーナーキックを与えない必要があります。
そのためにもセレッソ大阪はボールを保持(支配)する時間を長くするゲーム運びが必要になります。相手にボールを支配されるとセットプレーを与える機会が増え失点のリスクが高まります。
ボールキープは最大の防御。セレッソ大阪のやるべきことはこの1点です。
キープレイヤーは誰だ
普通なら山口蛍の代役をベテラン橋本がどう演じるかですが、勝つためには得点が必要で点をとる切り口からキープレイヤーを考えました。
セレッソ大阪のキープレイヤーはズバリ「玉田&パブロ」です。パブロは新助っ人外国人が来て奮起すると思いますし、玉田には誰にも負けない経験値があり2人には期待せずにはいれません。
特に今回はこの2人のテクニックにかけたいところです。
この2人は別にテクニックが秀でた選手ではありません。ただし、はまれば相手をかわすことができる意外性を秘めたテクニックがあります。
しかも、2人ともシュートを打つところまで持っていける。フィニッシュで終われる2人のテクニックが良い方に転がることを楽しみに観戦したいと思っています。
いずれにしろ調子が上向きでホームゲームのセレッソ大阪。ここで負けていては話になりません。セレッソ大阪がカウンターねらいのサッカーにならないことを願っています。